なぜトリュフは高価なのか
トリュフを食べたことはありますか?
トリュフと言えば、世界三大珍味の一つと言われる高級食材ですよね。
そして、トリュフには白トリュフと黒トリュフの2種類がある事もご存知だと思います。
でも、なんでトリュフはそんなにも高価なのか。
そして、白トリュフと黒トリュフの違いって何か。
と聞かれた時に答えられない人が多いと思います。
しかし、この記事を見ればその質問は楽々と答えられるようになっていることでしょう。
目次
トリュフとは
トリュフは、キノコの一種です。
このきのこは主に、ナラ、カシ、ブナなどの木に寄生して生きています。
しかし、椎茸などのように地表に出てはいません。
トリュフはなんと土の下に埋まっているんですね(°_°)
大体地表15 cm〜20 cm辺りに埋まっていると言われています。
そのため、人間の目で探せないんですね(泣)
そこで、犬に探してもらうのです ฅ՞•ﻌ•՞ฅワン
トリュフは香りが強いので、土の中に埋まっていても探せるんですね。(でも犬はやっぱり凄い!!)
ちなみにメスの豚でもトリュフを探すことができます。
なんと、オスの豚の出す「フェロモン」がトリュフの匂いが似ているからなんだとか(笑)
なぜトリュフは高価なのか
白トリュフは「白いダイヤモンド」、黒トリュフは「黒いダイヤモンド」と呼ばれるほどトリュフは高級食材です。
ではなぜこんなにも高級で高価なのか。
その答えは、人工栽培ができないからです。
トリュフが人工栽培出来ない理由としては、マツタケやホンシメジと同じで単独で生きている菌ではなくて共生している菌根菌だからです。
共生ですから水分やミネラル分などをお互いにやり取りしている訳で、このメカニズムを解明しないと栽培は不可能なんですね。
それに加えて、収穫量も少なく、椎茸の年間収穫量が141 トンとすると、トリュフは20 トンくらいです。
また、土に埋まっているために訓練された犬やメスの豚に探させなければいけないとなると、ますます高価になってしまうんです。
白トリュフと黒トリュフの違い
さて、白トリュフと黒トリュフの違いについてですがみなさんはこの違いはご存知ですか?
一般に、日本に入ってくるのは、黒トリュフが多いので、フレンチレストランなどで黒トリュフは見たことや食べたことがある。という人はいると思います。
でも、なかなかいざ違いは何と言われても答えられないですよね。
まず、白トリュフと黒トリュフでは、主な産地や収穫が違います。
白トリュフの特徴
- ほとんどがイタリア産。
- 北イタリア ピエモンテ州アルバ産のものが最高峰と言われている。
- 収穫時期は、10月下旬〜11月末
- 生で食べるため保存が出来ない。(料理にスライスしてかける事が多い)
黒トリュフの特徴
- ほとんどがフランス産
- 中国産もある。ただし、香りがあまりない。
- 収穫時期は、12月下旬の霜の降りる時期〜2月末
- 生でも食べるが、加熱してソースに入れたり、、マデラお酒に煎じてビンに詰めるなどして1年中使うことが多い。
- 苗木を使って作ることが出来る。
特徴からわかるかも知れませんが、白トリュフの方が希少性が高く(イタリアの一部の地域しか取れない)、人口栽培も出来ないので黒トリュフより白トリュフのほうが高価です。
白トリュフの値段ははっきりいって黒トリュフの10倍以上の値段になります!!
最後に…
もしまだトリュフを食べたことない方いましたら、ぜひ一度は世界最大珍味であるトリュフを食べてみて下さいね!