親友や友達について
あなたが親友だと思える人は今何人いますか?
ソーシャルメディアが発達してきた現代において、今やTwitterやFacebook、マッチングアプリなどで知らない人とでも簡単に連絡を取り合って、友達になったりできますよね。
時にはその人が親友になるかもしれません。
しかし、いったい私たちはどのくらいまで友達や親友を作ることが出来るのか。
これは1900年代初頭に遡りますが、イギリスの人類学者であるロビン・ダンバー博士という方は、
「人間が社会的関係を維持していける人数は平均148人であり、これは大脳の新皮質の大きさによるものである。」
ということを結論として言っています。
社会情報処理をする量が増えるほど、それを認知するエネルギーが必要になるため、148人くらいが人間の脳の限界、と言うことです。
基本私たちは、家族、友達、知人を含む約150人の人を優先して、友好な人間関係を築いていこうとしていく傾向があります。
TwitterやFacebook、Instagram上で何百人、何千人…と"友達"がいる人もいると思いますが、そのうちのほとんどは本気で友好な人間関係を築いていこうとあなたは思ってはないはずです。
さらに、ダンバー博士は面白い研究結果を出しています。
友好な人間関係を築いていこうとしている150人は一つの塊になっているのではなく、いくつかの層になっているということです。
層の中で最も親しい層が"親友"です。この層に属すのは3〜5人、そしての次の層が30人、次に50人…となってます。
3〜5人の層は、"「生きていくのに必要な人」"個人的な事柄を隠すことなく話すことができ、定期的に会い、強い感情的繋がりを保てる人。
これはカンザス大学で行われた研究なのですが、
知り合いからカジュアルな友だちになるまでには50時間、そこから「本当の」友だちになるにはさらに40時間、そして、親友になるためにはトータル200時間を共に過ごす必要。
言うことも発表しています。
たしかに、3〜5人も親友を作らなくてもいい。と言う意見もあると思います。
ただ、少なくとも1人は必要だと思います。
孤独感などは歳を重ねるにつれて大きくなりますし、何か悩み等を相談できる人がいる事は必要でしょう。
親友と呼べる人がいない、5人くらいまで親友が増やしたいと言う方は今からでも遅くはありません。
今からにでも、"友達"に連絡してランチや映画などに誘ってみましょう!
友情を築き上げていくには、こちらも相手の事を想ってあげることが大切だと思いますよ("Ü")